乗馬用ヘルメットは、カスクがおすすめです。カスクは自転車・スキー・登山・建設現場など、様々な分野のヘルメットを製造しているイタリアのメーカーです。
カスクの乗馬用ヘルメットは、通気性や安全性の高さ、高品質な素材に加え、日本人の頭にフィットしやすい形で人気があります。
ここでは、乗馬用ヘルメットのお手入れ手順を見ていきましょう。
1.ヘルメットの外側を拭く
柔らかい布を水に浸して固く絞り、外側の汚れを拭き取ります。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水を使いましょう。専用のクリーナーもあります。シンナーやアルコールを使用すると劣化の原因になるので注意してください。
2.インナーを取り外して洗う
インナーは乗馬中の汗や皮脂、整髪剤などで汚れています。ヘルメットに着脱式のインナーが付いている場合は取り外し、洗濯表示に従って洗いましょう。取り外せないタイプは、消臭用のライナーリフレッシャーを使用するのもおすすめ。
交換用のインナーパッドも販売されているので、汚れや臭いが気になってきたら取り換えることも可能です。
3.ヘルメットの内側を拭く
インナーを取り外したら、ヘルメット内側の汚れを拭き取ります。方法はヘルメットの外側と同じです。
雨でヘルメットが濡れた場合は、乾いた布でしっかりと拭いて乾燥させます。日光にさらすとヘルメットの劣化が早まるので、室内または日の当たらない場所に保管するようにしましょう。
乗馬の際に馬に装着する鞍は、シルデリックがおすすめです。シルデリックは1991年創業のフランスの馬具メーカーです。中江物産とは30年来のビジネスパートナーです。
ここでは、鞍のケア方法について解説します。次のような手順でお手入れしましょう。
1.ブラシをかける
鐙革や腹帯などのパーツを外して全体にブラシをかけ、埃や馬の毛などを軽く落とします。
2.水拭きをする
タオルを水に浸して固く絞り、水拭きをします。汗の跡が付きやすいあおり革やシートの部分は特に丁寧に拭きましょう。
3.サドルソープで汚れを落とす
少し水に濡らしたスポンジに、クリームタイプのサドルソープを付けます。優しく円を描くように革の表面を撫でながら、汚れを落とすのがコツです。スポンジに汚れが付かなくなるまで続けましょう。サドルソープには、固形タイプやスプレータイプもあります。サドルソープには栄養を与える働きもあるので、すすがなくても大丈夫です。全体の汚れを落としたら、乾いたタオルで余分なサドルソープのみを拭き取ります。
4.保革油を塗る
鞍の内側には液状の保革油、外側にはクリープタイプの保革油を使うのがおすすめです。湿度の高い時期は少なめに、乾燥している時期はやや多めに塗りこむのがポイントです。また、全体に薄く伸ばすように塗りましょう。塗り終わったら乾いたタオルで余分な油を拭き取ります。
革製品は、間違った手入れをしたり、手入れを怠ったりすると、寿命が極端に短くなってしまうことがあるので注意が必要です。鞍は乗馬用品のなかでも高価な革製品です。正しいお手入れをして、よいコンディションで長持ちさせましょう。
馬具用品を長く快適に使うためには、適切なお手入れが重要です。今回は、購入前に知っておきたいヘルメットや鞍のお手入れ方法について解説しました。乗馬初心者の方の入門書として、また熟練者のおさらいとして、ご活用いただけましたら幸いです。
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