乗馬の歴史は、なんと紀元前500年頃にさかのぼります。馬は古代から人々の生活を支えてきたパートナーともいえる存在です。乗馬といえば上流階級やセレブのスポーツといったイメージがありますが、最近では子供からお年寄りまで楽しめるスポーツとしてメジャーになってきました。
今回は、そんな乗馬に必要な馬具や馬装について詳しく解説するとともに、通販で揃えることのメリットについてもお伝えしていきます。
現在は車や交通機関での移動が主流ですが、200年ほど前までは、移動手段の頼りは馬でした。それほど生活に欠かせない存在だった馬ですが、現在は乗馬のパートナーとして人々に愛されています。乗馬を安全に楽しむためには、適切な馬具を選び、きちんと馬装することが重要です。
しかし、なかなか馬具を扱っている実店舗は少ないため、通販を利用するのがおすすめです。こちらでは、通販をおすすめする理由や馬装についてご紹介します。
馬具・乗馬用品の通販を利用するメリット
これから乗馬を始めたいという初心者の方や、乗馬用品を買い替えたいという方は、近くに乗馬用品を扱うお店がなく困ることもあるでしょう。アウトドアショップやスポーツショップに行っても乗馬用品を扱っていなかったり、あまり種類がなかったりすることが少なくありません。
乗馬用品を揃えたい場合は、通販での購入がおすすめです。ここからは、乗馬用品を通販で購入するメリットを見ていきましょう。
24時間購入できる
通販で乗馬用品を購入するメリットは、なんといっても24時間いつでも購入できるということです。近くに乗馬用品が売っているお店がないという方は、通販一択といっても過言ではありません。
色々なメーカーの商品から選べる
実店舗だと、在庫の関係もあり、扱っているメーカーが限られてくる傾向にあります。その点、通販の場合は日本の商品だけではなく海外メーカーの商品など、様々な乗馬用品から選べるのがメリットです。また、乗馬用品専門店の通販だと、他では購入できないオリジナル商品や通販限定商品があるのもポイントです。
ゆっくり検討できる
実店舗だと、一生懸命接客してくれる店員さんに対して、断ることができずについつい買ってしまうということがあります。また、営業時間が限られているため、何日もかけてじっくり検討するということも難しいでしょう。その点、通販であれば欲しい商品の情報を見比べてゆっくり検討することができます。
馬装に必要なもの
馬装とは、乗馬で馬をコントロールするために必要な馬の装備です。乗る人にとっても馬にとっても安全を保てるというメリットがあります。ここからは、馬装に必要なものをそれぞれ見ていきましょう。
鞍
馬の骨格は、本来人が乗るような骨格をしていません。そのため、鞍というものを馬に装着して人が乗りやすくする必要があります。戦前の日本では木製の鞍でしたが、現在は革製の鞍がほとんどです。
乗馬用の鞍は、ウェスタンと呼ばれるアメリカ式と、ブリティッシュと呼ばれるヨーロッパ式で形状が違います。日本の乗馬クラブの多くはブリティッシュスタイルの鞍を使っているので、鞍を購入する場合は間違いのないように選びましょう。
腹帯
腹帯とは、鞍を馬に固定するための帯状のベルトです。乗馬に必要な鞍を取り付けるための大事なアイテムとなっています。乗馬をしている最中に腹帯が緩んでしまうことがあるため、調節方法をしっかり確認してから乗馬を楽しみましょう。
鐙
鐙とは、馬に簡単に乗るためのアイテムです。その歴史は古く紀元前1500年前にもさかのぼります。戦闘用に馬が使われる際に馬上での姿勢を安定させるために装着していたそうです。日本では古墳時代にはスリッパのような形、慶安時代には舌が付いた鐙、明治時代以降には外国製の鐙が使用されるようになり、現在の形へと変わっています。
ゼッケン
ゼッケンとは鞍の下に敷くもので、汗の吸収やクッション性、速乾性の役割を担っています。材質や機能性などの種類も豊富で、ファッション性もあるため乗る人の個性を出しやすいアイテムです。他の馬装とカラーを揃えたり、手作りでゼッケンを作ったりするという方もいらっしゃるようです。
ボアパッド
ゼッケンと鞍の間に入れるクッションの役目を担います。
頭絡
頭絡とは、馬の頭を覆うように装着する道具です。材質やカラーが様々なので、他の馬装とカラーを合わせることができます。
プロテクター
乗馬用の馬は蹄鉄を履かせているので、当たるとケガをする恐れがあります。ケガを防ぐためにプロテクターを装着させる必要があるのです。
馬装に必要な基本的な道具がわかったところで、ここからは馬装の仕方や選び方などをご紹介します。また、馬装で買い足したいものがあれば、通販で購入するのがおすすめです。初心者の場合、最初からすべて用意しなくても乗馬は始められますが、慣れてきたら必要になるものもあるため、ぜひ参考にしてください。
馬装の仕方
ここからは、馬装の仕方について順を追って解説します。
1.ブラッシングをして汚れを落とす
馬装の前に、馬に付いた汚れをブラッシングして落とします。この作業も馬とのコミュニケーションの一つです。
2.ゼッケン、ボアパッド、鞍を装着する
まずは、馬の背中にゼッケンを乗せます。このときに、き甲と呼ばれる背骨の高い部分にゼッケンが密着しないように軽く持ち上げるのがコツです。き甲と密着してしまうと鞍を乗せた際にき甲がこすれてしまい、馬が傷ついてしまうので注意しましょう。
3.腹帯をしめる
ゼッケン、ボアパッド、鞍を乗せたら、腹帯で締めつけます。いきなりきつく締めるのではなく、ゆっくり締めつけていくのがコツです。あまりきついと馬がびっくりして蹴られてしまう可能性があるため注意しましょう。馬によっては腹帯をつけられるのを嫌がって暴れる馬もいます。慣れないうちはスタッフと一緒に行いましょう。
4.プロテクターを装着する
プロテクターは、左前肢、後肢、右前肢、後肢の順番で装着します。
5.頭絡をつける
最後に頭絡を装着します。右手で馬の頭が逃げないように押さえながら、左手でハミをくわえさせて装着します。慣れないうちは、馬の口をうまく開くことができない場合がありますので、無理せずスタッフに手伝ってもらいましょう。
馬に乗り終わったあとは順番に馬装を解除して、ブラッシングで手入れをして馬房に戻してあげます。お手入れの際に使うのはブラシとテッピという道具で、これも通販で購入可能です。ブラシは馬体をブラッシングするもの、テッピは馬の足の裏に付いている汚れを落とすものです。
馬装の選び方
最後に、乗馬で使用する馬具の選び方をご紹介します。
鞍の選び方
鞍は、馬の背中に装着することで衝撃を和らげる効果があります。乗馬用の鞍は、馬のサイズと乗る人のお尻のサイズで選びましょう。また、日本で普及しているブリティッシュの乗馬では、「総合鞍」「馬場馬術鞍」「障害馬術鞍」がありますが、特にこだわりがないのであれば、最初の鞍は「総合鞍」がおすすめです。
鞍は革製のものがほとんどなので、オイルなどのお手入れ用品も一緒に購入することをおすすめします。乗馬用のブーツも革製品が多いので、オイルを一つ買っておけばお手入れに便利です。
腹帯の選び方
腹帯はサイズ調整ができますので、素材やバックルの種類で選びましょう。素材は布製や革製のものがあります。汚れたら水洗いできるネオプレーン素材は扱いやすく、比較的価格も安いのでおすすめです。
鐙の選び方
鐙は、馬に乗った際に深くハマってしまって動かしづらかったり、逆に外れやすかったりすると快適な乗馬をすることができません。足の裏が地面と並行になっている状態が理想的です。
プロテクターの選び方
プロテクターは、ケガ予防に馬に履かせる馬具です。保護したい箇所に厚手のパッドが付いているのが特徴で、馬のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。主にマジックテープで固定するタイプが使われていて、着脱が簡単なのが特徴です。
ゼッケンの選び方
ゼッケンは鞍の下に敷いて使うもので、カラーや種類がたくさんあります。鞍の選び方のところでお伝えしましたが、ゼッケンにも「障害馬術用」「馬場馬術用」「総合用」があります。
カラーは、自分の好みや他の馬具とのバランスで選ぶとよいでしょう。
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今回は、乗馬用品を通販で購入するメリットや馬装アイテムの紹介、馬装の仕方、選び方などをお伝えしました。馬具選びは、乗馬を安全に行うために重要となるので、しっかりと比較・検討したうえで購入しましょう。
中江物産(NAKAE BUSSAN)は、「確かな品質と本物の価値を」というコンセプトのもと、1959年の創業以来お客さまの求める品質や価値に誠心誠意お応えしてきました。鞍や鞭、そのほかの馬具や乗馬用品をお探しなら、乗馬用品専門店の中江物産(NAKAE BUSSAN)の通販サイトをご活用ください。