乗馬は上品なスポーツというイメージがあり、昔から親しまれてきました。オリンピックでも、馬術という競技があります。そんな乗馬に興味を持ったお子さまや、習わせたいという親御さまも多いことでしょう。しかし、気になるのが乗馬を始める際に必要なアイテムについてです。ここでは、初心者はまず何から揃えたらよいのか、必要なものをご紹介します。
ジュニア用乗馬用品を揃える前に!初心者さんへ
乗馬とは、字のとおり馬に乗るスポーツですが、世の中に数あるスポーツのなかでも、生き物相手のスポーツはとても珍しいです。馬との信頼関係がないと乗馬を楽しむことができません。そのため、愛情を持って生き物と接することができるようになり、心身ともに健康的な子どもに育てることができるのです。
乗馬はお子さまから大人まで楽しめるスポーツなので、家族で乗馬を楽しむことでコミュニケーションをはかることもできるでしょう。
また、乗馬をすることで姿勢がよくなるのも魅力です。馬に乗るためには全身の筋肉を使う必要があります。普段の生活ではなかなか使わない筋肉を使うことで背筋や腹筋が強化され、体幹を鍛えることで姿勢がよくなります。
さらに、馬と触れ合うことには癒やしの効果も期待できます。実際に「アニマルセラピー」という療法があり、乗馬はそのなかでも癒やしの効果が高いといわれているのです。動物に愛情を持って接することで、感受性も豊かになるでしょう。
上記のように、正しい姿勢が身につき体幹が鍛えられ、心を癒やす効果がある乗馬は、お子さまの習い事として非常におすすめです。安全に乗馬を楽しむためにも、ジュニア用の乗馬ウェアを正しく選びましょう。
乗馬に必要なものとしては、ヘルメットやベスト、パンツ、ブーツなどのたくさんのアイテムがあります。身を守るとともに動きやすいウェアを選びましょう。
ジュニア用乗馬用品として必要なモノ
乗馬を始めるにあたって、何が必要なのでしょうか。
ジュニア用の乗馬ウェア
乗馬の際に動きやすい服装を選ぶことが大切です。上に着るものは特に決まりはないですが、動きやすいポロシャツがおすすめです。パンツは、ジュニア用の乗馬用キュロットを選びましょう。
ブーツやヘルメット、ベストなど
直接身につけるウェアの他に、安全に乗馬を行うためには、ヘルメットやベスト、乗馬用のブーツが必要です。身体のサイズに合ったものを選びましょう。
短鞭や長鞭
最初に揃える必要はありませんが、鞭も乗馬で必要なものです。短鞭は、馬の肩にあてて馬の反応をよくします。競馬でジョッキーが持っているのも短鞭です。短鞭の長さは50〜75cmのものが一般的なので、65cm程度のものを選んでおけばよいでしょう。長さが100〜120cm程度のものを長鞭といいます。
手綱は最初に揃える必要はありませんが、ライセンス取得や大会に出るようになったら、自分専用のものがあった方がよいでしょう。手綱には布製や革製、ゴム製などのものがありますが、お子さまには扱いやすい布製のものがおすすめです。長さが調節できるよう、革のストッパーが付いているものを選ぶとよいでしょう。
上記のような乗馬用品は、一般的なスポーツ用品店では売られていません。お住まいの近くに乗馬用品店があればよいですが、なかなか乗馬用品店を見つけるのは難しいでしょう。ネットショップを活用すれば、様々な種類から選べるので便利です。
ネットショップでは、初心者用の乗馬用品がセットになって売られています。ブーツ、ヘルメット、グローブ、プロテクターなどがセットになっていることが多いため、まずはセットで購入するのもよいでしょう。
お子さまの場合は、成長するにつれてサイズが合わなくなりますので、徐々に自分に合ったものを買い換えていく必要があります。
乗馬を始めるにあたって数々のアイテムが必要なことがわかりました。お子さまが乗馬を始める場合は特に安全な道具を揃えてあげる必要があります。また、ウェアに関してはお子さまの好みを踏まえつつ安全で動きやすいものを揃えましょう。ここからは、乗馬用品のジュニアアイテムのなかで、ウェアについて詳しくご紹介します。
乗馬用品のジュニアアイテム「ウェア」
乗馬を始めるにあたって、乗馬クラブの1日体験に行くこともあるでしょう。その際には、ヘルメットやブーツなどをレンタルし、ウェアは普段着でも問題ありません。
しかし、本格的に習い始める場合は、ウェアを一式揃えることをおすすめします。特にお子さまの場合は、ウェアひとつでやる気に差が出てくることも多いです。ここからは、乗馬用のジュニアウェアについてご紹介します。
キュロット
一般的にキュロットというと、裾が広がっている膝丈のパンツをいいますが、乗馬用のキュロットは少し違います。乗馬用のキュロットとは、体にフィットしたパンツのことです。基本的に男性用と女性用、ジュニア用などにわかれています。
乗馬用のキュロットは、ブリーチタイプとジョッパーズタイプがあります。ブリーチタイプは足首周りをマジックテープで留めて、パンツの裾をブーツの中に入れて着用します。ロングブーツと合わせるのが一般的です。
ジョッパーズタイプは、パンツの裾をブーツの外に出して着用するのが特徴です。ショートブーツに合わせるのが一般的となります。
日本では、ブリーチタイプが好まれています。ジュニア用のキュロットを選ぶ際は、フィット感があり着脱しやすいものを選びましょう。また、パンツの滑り止めの素材も重要です。シリコングリップはフィット感があり、現在主流となっています。
ベスト
ベストもヘルメットと同様、ジュニアの乗馬には欠かせないウェアです。ジュニアの乗馬用ベストはプロテクターというもので、プロテクト部分に厚みがあり、転落の際に体を保護してくれます。簡易的なものから、転倒時にエアーバックが開くものまで様々です。
ジュニア用のベストを選ぶ際は、サイズ感と安全基準を満たしているかどうかがポイントになります。また、お子さまの好みのカラーを選ぶこともモチベーションの維持に繋がるでしょう。
乗馬用品のジュニアアイテム「その他」
ここでは、乗馬を始めるお子さまに向けて、ウェア以外のアイテムについてご紹介します。
ヘルメット
乗馬を習い始める際に、まずはヘルメットが必要です。慣れないうちは乗馬中に転落することも考えられます。馬は急に暴れだすこともあるので、乗馬を行う際はお子さまに限らずヘルメットは必須です。想定外の出来事から身を守ってくれるアイテムです。
ジュニア用のヘルメットの選び方のコツは、サイズ調整ができることです。子どもは成長の課程で頭のサイズが変わりますので、サイズ固定型の場合はすぐに買い換えることになりかねません。後部のダイヤルで調節できるタイプがおすすめです。
ブーツ
お子さまが乗馬を始める際、動きやすいジュニア用の乗馬用ブーツが必要です。乗馬用のブーツは一般的なブーツとは違い、馬に指示を伝えやすくするため、足首を動かしやすい設計になっています。また、耐久性の高い革を使った製品が多いのも特徴です。
乗馬用のブーツには、ロングブーツとショートブーツの2種類があります。ロングブーツは価格が高めですが、その分丈夫で長く使えるものが多いです。試合ではロングブーツで出場することが決められています。
ショートブーツは、価格がお手頃で馴染むのが早いのでお子さまにおすすめです。ショートブーツを利用する際は、ふくらはぎにチャップスと呼ばれるアイテムを装着するのが一般的です。
グローブ
乗馬では馬をコントロールするために手綱を持ちますが、素手だと摩擦があり痛くなってしまうため、グローブの着用をおすすめします。最初は滑り止めの付いた軍手でも大丈夫ですが、慣れてくると動きも多くなりますので、脱げにくい乗馬用のグローブを揃えましょう。
今回は、ジュニア用の乗馬用品をお探しの方に向けて、必要なものについてご紹介しました。お子さまが乗馬を始める際には、安全で動きやすいウェアを揃えてあげることをおすすめします。
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